愛犬の問題行動の原因はあなたです!!

このブログは私の経験だけでなく、私がバイブルにしている秘密がベースにあります。

それを見れば、愛犬の問題行動は、飼い主であるあなたが原因だとわかるでしょう。

 

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ミニチュアダックスフントは常に人気ベスト3に入る犬種ですが、
その体形からかかりやすい病気のあることもよく知られています。

でも、よく知られているということと、
経験する、ということは異なりますよね。

そこで、我が家のミニチュアダックスフントの病気と治療の歴史について
紹介します。

 

『ダックスを飼って日が浅い』
『これからダックスを飼ってみよう』

そんなあなたの役に立てば、と思います。

 

そして最後に知っておいて欲しい2つのことをお伝えします。

 

ご機嫌わんこ
我が家のダックス(2匹)です

 

 

目次

ミニチュアダックスフントが かかり易い病気

我が家のダックスたちの病歴紹介の前に、ダックスがかかりやすい病気について紹介します。

椎間板ヘルニア

体形的に椎間板ヘルニアになりやすい犬種といえるでしょう。

何よりも、胴長の体形は腰に負担がかかりやすく、

特に

  • ジャンプする
  • 上から飛び降りる
  • 大きな段差を乗り降りする
  • 滑りやすい床で走る

といった行動は極力させない方がよいでしょう。

 

反面、普段から鍛えるためにも、

  • 適度な運動(毎日15分程度の散歩など)
  • 太り過ぎを避ける

ということが予防として重要です。

 

この病気は、かかってしまうと、
動けなくなります。

 

早くて3歳くらいから発症し、
一旦直ったかのように見えても、
再発を繰り返し、重症化していく、という場合が多いです。

 

  • 普段と姿勢が違わないか?
  • 最近動きが鈍くないか?

など、よく気配りして疑わしい場合はすぐに医者へ行くことが必要です。

 

治療は、投薬と安静にすることにつきますが、
悪化すると手術に踏み切る場合もあります。

それでも直りきるとは限らないので、
予防が一番大事だと言えるでしょう。

膝関節脱臼

後ろ足の膝関節が脱臼する。
先天的になることが多いと言われています。

軽度の場合は、子犬から成長するに従い治癒することもあります。
症状がひどい場合は正常に歩くことができませんが、手術で治療が可能です。

てんかん

発作的にけいれんがおこり、意識がなくなります。

失禁したり、時には泡を吹く場合があるので、
呼吸困難にならないよう注意が必要。

 

原因はよくわからない場合が多く、
先天的に脳になんらかの異常があると考えられることが多いようですね。

発症する年齢も様々です。

薬物による治療が施されます。

外耳炎

耳の外耳部が炎症し、かゆみを伴います。
ダックスなど、耳の通気性の悪い犬種には起こりやすいと言えるでしょう。

こまめに耳掃除をして、清潔にすることが予防となります。
治療としては、塗り薬、投薬により直すことができます。

歯周病

予防法はデンタルケアにつきますが個体差が激しく、
唾液がよく出て食いしん坊の子は歯も丈夫で、
歯周病にかかりにくい傾向があります。

 

歯周病→歯槽膿漏→歯がぐらぐらになり抜けてしまう

といった感じで進行しますので、

 

進行を食い止めるためにも
普段のデンタルケアや時には歯石取りも必要です。

 

ひどい場合、10歳で歯がぐらぐらになってしまう子もいます。

クッシング症候群

副腎のホルモン異常による病気で、
肥満、多尿、脱毛など糖尿病に似た様々な症状を発症します。
4歳くらいから進行することが多いようです。

普段からの栄養バランスとストレスフリーが予防となります。
早期発見・早期治療も大事ですね。

外科手術・投薬治療が対処法となります。

アレルギー性皮膚炎

アレルギーにより脱毛と湿疹が併発します。
何のアレルギーかの見極めが大事です。

食物アレルギーならば
何の成分によるものか、徹底的に自分調べてみる、

ということが必要でしょう。

そけいヘルニア

鼠径部から、腸などの内臓が飛び出る病気。
これも先天的にダックスに多いと言えるでしょう。

軽度の場合は放置でも構いませんが、
重度の場合は鼠径部の縫合手術となります。。

先天的なので予防は難しく、
重度に進行しないよう激しい運動は控えましょう。

水頭症

頭に水がたまり脳圧が高い状態となります。
てんかん発作、ぼんやりする、元気がないなどの症状が出ますが、
緊急的に絶命に至ることはない、と言われています。

予防は難しく、

治療としては
外科手術(脳脊髄液を除去する)、内科的治療(薬剤で脳脊髄液量を減らす)
といったものとなります。

先天的(出生前の感染症など)
後天的(頭部の打撲、ウィルス感染、脳腫瘍など)

がありますが、

ミニチュアダックスフントには先天的な原因のものが見られます。

白内障

目の水晶体が白く濁り、視力が低下します。
加齢とともに発症・進行していく場合が多く、
通常は10歳以上で発症します。

5~6歳で発症する場合は、先天的なものと考えられます。

緑内障

眼圧が高くなり、目に痛み伴うので、目を手でかくようになります。
最悪の場合、進行して失明に至ります。

手術による治療、または投薬で眼圧を下げるという対処法です。

発症する子は、両目とも発症する場合が多く、遺伝的なものと考えられます。

血小板減少

血小板が減り、血が止まりにくくなる病気。

原因は、骨髄異常、免疫機構の異常、白血病に伴うもの、など、種々にわたり、
治療もそれぞれに応じて必要。

予防法は特にありません。

再生不良貧血

正常に血液が細胞が作られなくなり、
特に赤血球の欠乏から、貧血状態となります。

原因は、

血液を生産する能力がなくなる、骨髄に異常に起因するもの(悪性腫瘍を含む)と、
一旦生産された血液を自ら破壊してしまう溶血性によるもの

に分かれ、それぞれ治療法が分かれます。

我が家のダックスフントの病歴

我が家で最初に飼った愛犬は、2匹のミニチュアダックスでした。

残念ながら2匹ともすでに虹の国へ旅立ってしまいました。

クッキー君(♂) 2004年 12月3日生まれ 13歳と11カ月で旅立ち。
ミルクちゃん(♀) 2005年2月3日生まれ 17歳と18日で旅立ち。

 

クッキー君(13歳9カ月で虹の国へ ♂ チョコクリーム色)の場合

ダックス
クッキー君

 

病歴です。

生後3カ月半 膝関節脱臼
0~2歳 外耳炎
4~8歳半(1年に2回程度) 椎間板ヘルニア
6歳以降(1~2年に1回程度) てんかん
10歳以降継続 アレルギー性軟便症
10歳以降継続 血小板減少
12歳11カ月で発症 再生不良貧血

 

膝関節脱臼
これは生後3か月半で我が家に迎えた後、すぐに獣医さんに指摘されたものです。
歩けないほどではなかったので、その後、成長するに伴い、ほぼ治癒できました。

外耳炎
これも、我が家に来た後、1年間はほぼ塗り薬を塗るなど継続治療をしていました。
2歳ころからは、ほぼ完治できました。

椎間板ヘルニア
4歳頃~8歳頃まで、軽度ではありましたが、半年~1年に1回くらいの割合で発症。

ある日突然動かなくなるのでよくわかるのですが、
医者に投薬してもらって痛みがマシになるとすぐ動き出してしまうため、
なかなか完治しませんでした。

でも、8歳以降はなぜかピタッと発症することがなくなりました。
若干運動量が少なくなったのが原因かもしれません。

てんかん
6歳のころに初めて発症してから、その後1~2年に1度の割合で発症。
1分程度で元に戻るので、医者に診てもらってもよくわからない、という感じでした。

アレルギー性軟便症
若い時から、他の犬たちに比べると、
下痢をする頻度は高いほうではありましたが、

10歳を過ぎた頃から下痢が止まらなくなりました。

 

血液検査の結果、血小板の異常な減少が見られました。
免疫機能の異常かもしれない、との医師の所見から、
いろいろと免疫関連の多種の治療薬を半年以上にわたって続けましたが、一向に改善されず状態でした。

口~胃~腸のファイバースコープ検査も実施しましたが
(もちろん全身麻酔です)

何も悪いところが見たらない、
ということで、投薬治療を一切やめました。

 

その後、家庭で、いろいろな食物アレルギーを疑い試してみたところ、
魚類関連のフードだけであれば改善することがわかり、
その後は、牛、豚、鳥類は一切やめました。

そのおかげで体重も元に戻るくらい元気になりました。

 

少しの鳥エキスが含まれていても下痢の症状がぶり返すという感じなので
おやつも魚類ばかりに切り替えしました。

他の子たちと違うおやつやご飯になって
あまり美味しくなかったようで・・・。

 

すねて食べるのをいったん放棄して、
また後で仕方なく食べる、

ということを繰り返してました。

 

血小板減少
上記のアレルギー性軟便症とほぼ同時期から発症。

軟便症のほうは、フードの限定により改善されましたが、
血小板減少については、特に改善されず。

しかし、特に日常生活に支障はなく、
下痢が治ってからはすこぶる元気でしたので、特に気にはしなくなりました。

 

再生不良貧血
13歳を迎える1ヵ月ほど前にふらつき始め、
血液検査をしたところ赤血球の数値が異常に低く、
その夜にもどうなるかわからない、というレベルでした。

一晩かけて緊急輸血をしてもらい一命をとりとめたものの、
2週間後には同じ症状となり、医師から

処置の手立てはもはやない、

というところまで判断されました。

 

それでもあきらめ切れず、
輸血をしてくれる病院を探し続け、

発症後1ヵ月半の間に3箇所の医者にて合計4度の輸血を行いました。

 

その後なぜか奇跡的に8ヵ月間は輸血なしで元気でいてくれて、
旅行にも一緒に行くこともできました。

そして13歳と9ヵ月で絶命した次第です。
(2018年8月)

 

ミルクちゃん(17歳と18日で虹の国へ ♀ シルバーダップル)の場合

ダックス
ミルクちゃん

 

病歴です。

生後すぐ 心音異常(不整脈)
4歳~7歳頻発 椎間板ヘルニア
8~11歳 そけいヘルニア
11歳 子宮蓄膿症
12歳 歯肉炎
12歳 乳腺症
14歳半 脳腫瘍

 

 

心音異常
我が家に来てすぐに獣医さんに診てもらったところ、

心音に雑音が混じっている

との診断。

 

子犬なのでまだすぐに判断できない、との所見でした。

しかし、ボール遊びなど大好きで、心臓が悪い子にはとても見えない子でした。

 

椎間板ヘルニア
この子が若いころ一番苦しんだ病気です。

4歳ころから時々動かなくなり、椎間板ヘルニアとの所見。
そのたびに安静と投薬によりいったん直るも再発を繰り返し
発症頻度と動けなくなる期間が年齢ととともに増えていきました。

 

そして7歳のとき、

もはや手術しか直す方法はなし

にまでで悪化。

しかし手術前の検査で心音を聞いた獣医さんからは、手術は危険との説明が・・・。

あまりに心音が悪い(不整脈がひどい)く、
麻酔でそのまま死亡するリスクが大きい

ということで、手術を断念しました。

 

外科手術もできず、動くこともできない子のことを諦めきれずに、
たまたま見つけた犬専門の針治療に通うことに。

そうすると3ヵ月くらいで、嘘のように突然動くようになりました。

 

その後は一度も椎間板ヘルニアは再発せず最後まで歩き回ることができました。

 

そけいヘルニア
8歳頃に鼠径部にポコッとした膨らみを見つけ、
そけいヘルニアと診断されました。

軽度であったので、すぐにどうということはなく、
仮に重度でも心臓の問題で手術は無理と考えていたので、
悪化しないように段差の上げ下ろしなどをゼロ化するよう日常生活を見直しました。

 

しかし、その後徐々に膨らみが大きくなり、心配なレベルにまでなり、
どうするか思案していたところ11歳で次の病気が・・・

 

子宮蓄膿症
この子は不妊手術はしていなかったのですが、
11歳のある日、陰部からオリモノが多量に出ているのを発見し、
子宮蓄膿症と診断されました。

急にぐったりしてきて、すぐに摘出しないと命が危ないとの所見が・・・。

 

このままでは・・・と、
そけいヘルニアの手術と合わせて手術をすることに。

 

心音をモニターしながら麻酔薬を入れていくから大丈夫
との獣医さんの言葉どおり、手術は成功しました!
(ちなみに椎間板ヘルニア手術を断念した獣医さんとは異なります)。

 

実は2つの病院で
『不整脈により手術は無理』
と同じ所見だったのですが、3つ目の病院では手術できたのです。

あきらめなくてよかったです。

 

歯肉炎
子宮蓄膿症とそけいヘルニアも完治した12歳のある日、
片側のほっぺたの上の方が腫れてきました。

歯周病が上の歯の根本で進行し、それが炎症を起こしているとの診断。

 

歯を抜いて炎症部の治療手術を実施してもらいました。

 

でも、この子は全然虫歯もなくきれいな歯をしていたんですけどね。
子宮蓄膿症の手術と合わせて歯石取りもしたのですが予防にはならなかったようです。

 

乳腺症
12歳になってから、乳腺が腫れるという病気が・・・。
悪性の可能性もあったため、手術で摘出。幸い良性でした。

 

・脳腫瘍
14歳半のある夏の日、突然不振な挙動となりました。

同じところをぐるぐる回り、
壁にぶつかったり、
隙間に入り込んで脱出できずに泣きわめく、

という異常行動になったのです。朝起きてみたら突然そうなっていたんです。

医師の診断では、脳の異常だろう、
(認知症ならばここまで急に進行しない)

ということで外部機関でMRI検査をした結果、
脳腫瘍で余命2~3カ月と診断されました。

MRI映像では大脳の中央部に大きな塊が見えました。

 

しかし余命2~3カ月と診断された14歳半から17歳になるまで、
元に戻ることはありませんでしたが元気でいてくれました。

まともに歩けないので、
骨の露出に至るまで床ずれができて治療をしたり、

心拍がとぎれとぎれでもはや今夜覚悟してください
と言われて奇跡的に元気になったり・・・

なぜかご飯だけはバコバコ食べてくれて、
脳腫瘍を発症した直後に比べれば
歩き方も少し回復したりしました。

 

発症後はおむつをしていましたが、
おむつの中ではめったに排尿や排便はせず、
朝・夕方・夜と外に連れ出すとしてくれる・・・

そんなことを繰り返しながら17歳を迎えることができました。

 

そして2022年2月21日17歳と18日の朝、眠るように亡くなりました。
亡くなる前夜までバコバコご飯を食べてくれて・・・

 

 

クッキー君もミルクちゃんも
どちらも骨に返すとき、
一緒に過ごした時間を思い返して感謝の涙しかありませんでした。

 

愛犬を守るために(まとめに代えて)

4匹でお利口旅行

 

我が家の愛するわんこ7匹のうち、
最初に飼った2匹のミニチュアダックスフントの病歴について書いてみました。

こうして書きだすと、結構いろいろ病気をしているんですね。

でも楽しいこと、嬉しいことが圧倒的に多いのので、
病気で苦労したことは、あっという間に忘れてしまいます。

 

それでも・・・

クッキー君の死因となった再生不良貧血で輸血を繰り返したときや
ミルクちゃんの脳腫瘍発症後の3年間は

最善をつくしたつもりですが、

それでも亡くなった時、
もう少しあそこで気を配っていれば・・・なんて後悔の念が強かったです。

 

 

そんな私ですが、
これから愛犬を迎える方や
すでに元気な愛犬と楽しい毎日を過ごしている方に

最後にお伝えしたいことが2つあります。

健康維持や治療にはお金がかかる

2匹の病歴と治療の記録を見て頂いても、どちらもかなり病気はしましたし、
治療にけっこうお金がかかっています。

輸血とかMRIとか手術とか・・・

 

ここでは具体的には書きませんが、
予防接種やヒラリアの薬など当たり前のものを除いて

純粋に病気にかかった金額だけでも
1匹あたり7桁はかかっています。

 

犬は話せない。だから飼い主さんしか守れない。

犬は話すことができません。
そして、少しくらい痛いとか、だるいとかのレベルでは、
態度に出すこともないのです。

 

だからこそ、少しの変化も見逃さず、
『なんかおかしいのでは?』
飼い主さんが気づいてあげることが一番重要なんだと思います。

明らかにおかしい、で気づくのではなく、なんかおかしいのでは?が大事なんです。

なんかおかしい、
でも気のせいかもしれないから明日まで待ってみよう、

というのもダメだと思います。

 

犬の時間は人間とは違います。容体は一気に変わります。

特に老犬はわずか2~3ヵ月が人間の1年に匹敵するくらいに病気は進行し衰えます。

 

だから、愛犬とのコミュニケーションが大事なんですね。
『しつけは愛犬を守るためのもの』なんだと、つくづく思う今日この頃です。

 

愛犬の問題行動の原因はあなたです!

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それを見れば、愛犬の問題行動は、飼い主であるあなたが原因だとわかるでしょう。

 

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