犬のしつけには3大要素
- 主従関係=信頼関係の構築
- 課題行動の訓練
- 社会化の促進
がありますが、
なんといっても主従関係の構築が一番重要です。
主従関係=信頼関係の構築 とは、
飼い主が愛犬から頼られるリーダーになりましょう、
ということですが、皆さん大丈夫でしょうか?
よかれと思って、きちんとしつけをしているはずが、
全く逆の効果を生んでしまっていることに気づかない・・・
そんなことはないか、この記事でチェックしてみましょう。

目次
主従関係構築のための飼い主の心得
今一度、主従関係構築のための飼い主の心得を復習しておきましょう。
記事:犬のしつけの基本1 主従関係構築の7つの心得
で記載していることですが、以下の7つでした。
- 悠然とふるまう
- わがままを許さない(飼い主のペースに合わさせる)
- 普段から猫可愛がりしない(『じらす=ご褒美に飢える』 という状態を作っておく)
- 一貫性、徹底性をもって犬に接する
- 根気よく、犬に根負けしない
- 犬の本能的な要求は満たす(ご飯、運動、ハウスなど居場所の確保)
- 命令を聞いてくれたら、ご褒美をあげる(犬は褒めて伸ばす、暴力は振るわない)

では、逆に、飼い主としてふさわしくない考え方とはどのようなものがあるでしょうか?
飼い主としてふさわしくない考え方
以下は、飼い主さんの間違った考え方 あるある(古い?)です。
- あれこれ指示するのはかわいそう
- 要求は叶えてあげたい
- 興奮している姿がかわいい
- お散歩は嫌いだからしなくていい
- 愛情さえあれば犬は幸せ
- お膝が好きな犬が可愛い
- 怖がっているときには可哀そうだから抱きしめる
どうでしょう?
全てとはいいませんが、
結構身に覚えのある飼い主さんもおられるのではないでしょうか?
では、こうした行動が、なぜ間違ったものなのかを考えてみましょう。
犬は信頼できるリーダーを求めている
犬の立場で考えてみましょう。
犬の中では、守る立場と守られる立場がはっきりしています。
みんなが仲良し友達、という関係はないということなのです。
誰を頼って暮らせばよいのか?誰が守ってくれるのか? そう考えています。
・強く信頼できるリーダーが欲しい
・守るべきルールをリーダーが作って欲しい
ということなんですね。
しかし、家族のだれもリーダーとして振る舞わない場合、
自分がリーダーにならないといけない と考えてしまいます。
そうした場合、どのような行動を取るようになるでしょうか?
自分がリーダーだと意識した犬の行動
自分がリーダーだと自覚した犬は、『問題行動』を起こすようになります。
以下、簡単に典型的な行動をあげると、
・家族、仲間を守る責任感を強く感じる
→重圧を感じる→縄張り意識、警戒感を抱く
⇒無駄吠えが増える
・仲間がルールを破れば、リーダーとして制裁を加える
⇒食事を取ろうとすると唸る。近づくと噛みつく
これらは、リーダーであると意識した犬にとっては当然の行動なのです。
人間にとっての『問題行動』は、犬にとっては『自然な行動』なのですね。
ルールを作って厳しく育てよう
犬たちが信頼できるリーダーの心得の意味がわかって頂けたでしょうか?
犬は褒めて伸ばす・・・
昨今、認知されている犬のしつけの 考え方ですが、ここに勘違いの原因があります。
先にあげた、『主従関係構築のための飼い主の心得』が7つありましたが、犬は褒めて伸ばす・・・は最後の7番目に上がっています。
これは、飼い主の心得の1~6番ができている前提での最後に『犬は褒めて伸ばす』ということなんですね。
これを勘違いして、先に『褒めて伸ばそう』とする飼い主さんが多いのです。そうすると、犬も勘違いしてしまうわけです。
もう一度、飼い主の7つの心得を見てみましょう。
- 悠然とふるまう
- わがままを許さない(飼い主のペースに合わさせる)
- 普段から猫可愛がりしない(『じらす=ご褒美に飢える』 という状態を作っておく)
- 一貫性、徹底性をもって犬に接する
- 根気よく、犬に根負けしない
- 犬の本能的な要求は満たす(ご飯、運動、ハウスなど居場所の確保)
- 命令を聞いてくれたら、ご褒美をあげる(犬は褒めて伸ばす、暴力は振るわない)
もう少し言い方を変えると、
・ルールは守らせる
・飼い主はいつでもどっしり構え、的確な指示をする
・一貫した姿勢を貫く
・ときには厳しく
・何よりも愛情をもって接する(ご飯や運動、快適なハウスの確保など、愛犬の基本的な本能は満たしてあげる)
ということですね。
優しく、すぐ言うことを聞いてくれる飼い主さんのことを、
愛犬は一見喜んでくれているようですが、
内心は、こいつはリーダーとしては信頼できない・・
そう思っているのです。

犬のしつけは時に、根くらべ です
以上を頭では理解していても、
なかなか最初から実践できる飼い主さんはいません。
少し事例をあげてみましょう。
ハウスのしつけでよくある失敗
例えば、ハウスのしつけでは、
ハウスの中で大人しくなってから出してあげる、
それまでは無視する
というプロセスが必要でしたが・・・
泣き叫ぶ愛犬に根負けして、ついつい出してしまう、
なんてことはありませんか?
しかし、泣き叫ぶのが1時間続いても、 それが2時間でも半日でも・・・
根負けしたら終わりなのです。
でも、
・なんだか本当にこんなことを続けて大丈夫なのだろうか?
・ストレスで体を壊しちゃうじゃないだろうか?
とか
逆に分離不安な子に育ってしまうんじゃないだろうか?
とか、
いろいろ不安があるがために、
途中であきらめてしまう飼い主さんが多いのです。
なかなか難しいものです。
でも
・ 泣き叫べば、言うことを聞いてくれる、
・コイツは甘い飼い主だ・・・
そう思われてしまうと、これを矯正するには、更に強い根気で接する必要がでてきちゃうんです。
途中であきらめたことが逆効果となって、よりしつけのハードルが上がってしまうんですね。
まさに、主従関係の構築とは、愛犬との根くらべ、なんです。
まとめ
主従関係構築のための飼い主の心得 について述べてきました。
うまくいかない飼い主さんは、
犬の立場、犬の考え方に立って今一度考えてみましょう。
愛犬は本当は、 甘やかす飼い主さんでなく、
強く、頼りがいのある飼い主さんを求めているのですから。
本記事のハウスのしつけの事例は、
実際に困っている飼い主さんからの声でした。
本ブログでもお勧めしている
犬のしつけ教材『イヌバーシティ』の
Webセミナーで 取り上げられていた事例です。
こんなとき、どうすればよいのか?
本当にこの方法を続けて大丈夫なのか?
そんな疑問に、 イヌバーシティのしほ先生が、
飼い主さんから送られてきた動画を見ながら、
動画の方法のどこが悪いのか?
的確にアドバイスをしてくれていました。
アドバイスをもらうと、なるほど、
と納得できるのですが、
なかなか自分たちだけでは、わからないことが多いですね。
ご興味のある方は、ぜひ検討してみましょう。
イヌバーシティの紹介記事は、こちら



