犬を飼いたい・・・
そう思ったら、すぐにペットショップに行く前に
一度知っておいたほうがいい真実です。
しつけという観点から、
どのように我が家へわんこを迎えるのがいいのか?
について記事を書こうと思いましたが、
その前に、
ペットを飼う前に考えるべきことを
書いてみようと思います。

目次
●113,799頭と55,998頭
これは何の数字かわかりますか?
これは、平成28年度の1年間に
自治体の保健所や動物愛護センター等に
引き取られた犬・猫の総数と
そして、そのうち、
殺処分された総数です(病死、自然死を含む)
過去に比較すると改善はされてきていますが、
依然として非常に多くの犬や猫が悲しい結末を迎えているのです。
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★引き取られた数113,799頭の内訳
・飼い主の飼育放棄などで持ち込まれる犬・猫
犬 4,663頭 猫 11,061頭 合計 15,724頭
・迷子や遺棄・所有者がいない等で保護・収容される犬や猫
犬 36,512頭 猫61,563頭 合計 98,075頭
★引き取られた犬・猫の返還および譲渡数の内訳
・元の飼い主への返還数
犬 12,854頭 猫 273頭 合計13,127頭
・新たな飼い主への譲渡数
犬 17,646頭 猫 26,613頭 合計44,259頭
★殺処分された内訳
犬 10,424頭 猫 45,574頭 合計55,998頭
犬に関して言えば、
41,175頭が保健所等に引き取られ、
うち10,424頭が殺処分されました。

●飼い主の飼育放棄の理由
以下が実際の事例です。
・引っ越しで飼えなくなった
・子供にアレルギーが出た
・もともと飼っていたペットと相性が合わなかった
・思っていたより大きくなった
・増えすぎてしまった
・仕事が忙しくなった
・子供が生まれたので世話をする時間がなくなった
・近所から苦情が来た
・高齢になったペットの介護が重い負担になった
・病気で世話ができなくなった
・飼い主が亡くなった
●迷子や遺棄・所有者がいない等の理由
・飼い主の不注意で迷子になった
・飼い主に捨てられた
・それらが繁殖して増えた
これらは放置すると以下のような危険があります。
・人に危害を加えたり、迷惑をかける
・自然の生態系に大きな影響を与えることがある
事故防止の観点から、自治体の保健所等では、これらのペットを回収・引き取りしています。
●問題解決のために
保健所や動物愛護センターへ持ち込まれる
犬や猫を無くさない限り、
これらの問題は解決されません。
そのためには、
全ての飼い主が最後まで責任を持って努力して、
適正に飼うことが重要なのです。
動物愛護管理法における飼い主責任は以下のように定められています。
・逃げ出したりすることのないようにする(免走防止)
リードや首輪の点検、ケージや扉の閉め忘れのないように確認する
・万が一の逃げ出しに備えて、自分のペットであることを明確にしておくこと(所有明示)
鑑札や狂犬病予防注射票のほか、
すぐに飼い主がわかるよう迷子札や
マイクロチップを装着しておく
・ペットが増えすぎて飼えなくならないようにすること(適切な繁殖制限措置)
必要に応じて不妊去勢の措置を行う
・飼い始めたら、最後まで適正に飼うこと(終生飼養)
動物がその命を終えるまで、適正に飼う
その自信と覚悟が無ければ、『飼わない』ことも愛情
・突然の災害、飼い主の病気などで飼うことが難しくなることもあり、その場合の対策もあらかじめ考えておく。万が一に備え、犬や猫を預けられる人をみつけておくことも必要
※ちなみに、平成25年9月から、
終生飼養(飼い始めたら最後まで)等に反する
飼い主による犬や猫の持ち込みについて、
自治体はその引き取りを拒否できるようになりました。
また、ペットを遺棄・虐待した場合100万円以下の罰金が課せられます。

●飼う前の10のチェック項目
1.ペットを飼える住居ですか?転居・転勤の予定はありませんか?
ペットを禁止されたマンションなどで
こっそり飼う、
そんなことを考えていませんか?
2.飼いたいペットはあなたのライフスタイルに合っていますか?
大型犬と小型犬、そして同じ小型犬でも
習性は犬種によっても異なります。
3.家族は全員ペットを飼うことに賛成していますか?
家族の理解と協力は欠かせません
4.家族に動物アレルギーを持っている人はいませんか?
動物アレルギーは、
ときにはその人の命を奪います。
最後に結局愛犬を手放さなければならない、
という悲しいことのないように。
5.毎日欠かさず世話に時間と手間をかけられますか?
愛情をもってしつけをする覚悟が必要です。
時間がなく放置状態では、
最後には愛犬の命を守ることができなくなるでしょう。
6.あなたの体力で世話ができるペットですか?
成長したらどれだけ大きくなるか、
どれだけ力が強くなるか?
できれば、その犬種の飼い主さんに聞いたり触らせてもらったりしましょう。
7.近所に迷惑をかけないように配慮できますか?
近所トラブルで愛犬を手放す、
なんてことのないように、守ってあげてください。
8.ペットの一生にかかる費用を考えてみましたか?
体のケアだけでなく
心のケアの費用も考えてみましょう。
大型犬であれば、
一度ドッグトレーナーに預けることも必要かもしれません。
9.生涯にわたる計画をたててみましたか?
あなたの将来、
生活設計と照らし合わせて、
愛犬の一生を面倒みれますか?
10.万一、飼えなくなったときのことを考えていますか?
災害は他人事ではありません。
万が一の場合、預けることのできる知り合いをつくりましょう。
※犬は、その種類によって、
様々な大きさ、習性があり、
必要な生活環境や世話が異なります。
室内でのふれあいを楽しみたい人と
一緒に出掛けてキャンプなどのアウトドアを楽しみたい人とでは、
適した犬種はずいぶん異なるでしょう。
飼ってみてから、こんなはずでは・・・
とならないように、
慎重にもう一度チェックしてみましょう。
●まとめ
わんこを飼おうとしているあなた
『愛犬の命をあずかり最後まできちんと飼える自信と覚悟はありますか?』
わんこを飼っているあなた
『愛犬の命をあずかる責任を果たせていますか?』
愛犬の命はあなたにゆだねられているのです
その自信と覚悟が無ければ、『飼わない』ことも愛情だと思います。



