愛犬の問題行動の原因はあなたです!!

このブログは私の経験だけでなく、私がバイブルにしている秘密がベースにあります。

それを見れば、愛犬の問題行動は、飼い主であるあなたが原因だとわかるでしょう。

 

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犬の多頭飼いでは、犬の中での順位付けは犬どうしに任せるのがよい、
と言われています。

一方、多頭飼いのコツは、先住犬を優先する、という説もあります。

果たして、どっちが正しいのでしょう?

水辺のわんこ達

目次

犬の中の順位は犬に任せるのがよいという説の根拠

よくネットで、犬同士の序列は犬同士に任せましょう、という記事をみかけます。

主な内容としては、
『犬は、犬の中で序列を決めるために喧嘩をする。
それを飼い主が止めると序列が決まらなくて犬の関係が不安定となる。
その結果、喧嘩がひどくなる原因となる』

というものです。

その考えの根底にあるのが、犬のルーツが狼であることです。

狼の群れでは狼同士の間ではっきりとした順位付けが見られため、
犬同士の間にも同じように順位付けがあると思われてきたわけです。

強いものが弱いものを従わせるのが群れとして暮らす犬社会のルールだと言われています。

 

でも最近は、犬どうしの間にはそのようなものは存在しないという説も広まりつつあります。

 

このような諸説の信ぴょう性については、ここでは置いときますが、
狼ルーツ説って、そもそも野生の狼の場合ですよね。

ですので、この説が正しいとして、”野犬の群れの場合”ならば当てはまるのでしょう。

 

でも、犬の家庭での多頭飼いの環境は全く異なります。
最大の違いは、飼い主という明確なリーダーがいることです。

そもそも家庭での犬の多頭飼いの環境とは?

例えば、動物園で犬のコーナーがあった場合を考えてみましょう。
(普通の動物園に残念ながら犬のコーナーはないようですが・・)

 

広いオリの中、複数の犬たちが暮らしています。

飼育員の方がえさを定期的に与えたり、
オリを定期的に清掃するという時間を除けば、
犬たちは自由に暮らしています。

このような場合は、完全に野生ではありませんが、
犬同士で序列を決めるために喧嘩をするでしょう。

そしてリーダーが決まり、序列も明確になれば、
それに従い暮らすことになります。

リーダーが年老いたり、病気で弱ったりした場合は、
Newリーダーを決めたり新たな序列を決めるために喧嘩をすることもあるでしょう。

 

あなたの家庭での多頭飼いが、この動物園に近い形、であるならば、順位付けは犬に任せましょう。

飼い主は、エサを与えることや、
トイレをきれいにすること以外にはタッチしないからです。

 

でも、そうじゃないですよね。

 

通常、家庭での多頭飼いは、
まず1頭目を飼ってみた飼い主さんが、

もっとわんこに囲まれて暮らしたいと思って、
2頭目、3頭目・・と後輩犬を迎えて、

一緒に散歩やドッグランに行ったり、ドライブや旅行に行ったり・・・

そんな暮らしを指すのではないでしょうか?

 

そこで大事なことは、犬同士の関係の前に、
飼い主さんと愛犬との間の主従関係=信頼関係ですよね。

犬たちが、飼い主さんを単なるエサをくれる人、と思うのでなく、
信頼できるリーダーと認めることです。
参考記事:犬の多頭飼い 最大のリスク回避のための飼い主の心得 

 

このような環境では
犬は「自分と飼い主さんとの時間」を大切にし 犬同士の関わり合いは意外とあっさりなもの

なのです。

犬ぞりのハスキー

多頭飼いの場合はリーダーである飼い主が先住犬を優先することが基本

家庭での多頭飼いは、順位付けを犬に任せる必要はありません。
リーダーは飼い主なのですから、飼い主がが決めればいいのです。

その順位付けは『先住犬を優先する』というのが、多頭飼いで楽しく暮らすコツなのです。
参考記事:わんこを多頭飼いして幸せになる方法

 

ただし、ここで重要なのは『リーダーである』飼い主です。
『単なる』飼い主ではダメです。

単なる飼い主は、動物園の飼育員さんと変わらないかもしれません。
動物園の飼育員さんはえさをくれる人ですが、あくまでリーダーは犬の中にいます。

 

でも犬たちが飼い主さんを信頼してリーダーとして認めていれば
犬はリーダーである飼い主を常に見ています。

犬どうしで遊んでいたり寝そべっていたりしながらも、
例えば仕事をしている飼い主さんの近くでずっと様子を伺っているのです。

 

あ、お仕事終わったみたい、ヤッター!
とか
あ、なんか着替え始めた。どっかいっちゃうのかな?連れて行って欲しいなあ
とか・・・

我が家のわんこ達も、犬どうしで遊びながら、
ずっと私のことを観察しています。私が出かけるときも、仕事で出かけるのか?遊びで出かけるのか?
常に雰囲気で察します。
仕事で出かけるときは何も反応がないのに
遊びで出かけるときは、連れてって~!と言わんばかりに喜んで集まってきます。
車のキーなんか取り出した時には、喜び勇んで大騒ぎします。

だから、犬同士の序列も飼い主が決めた順位に自然となります。
ご飯をあげる順、おやつをあげる順、車に乗せる順・・・

 

常に先住犬を優遇しておけば、後輩犬は自分の順番を待っているのです。

もちろん犬どうしの中で喧嘩もある

ただ、序列にかかわらず犬どうしでも相性というものがありますので
軽い喧嘩は時々あります(お互いに威嚇しあうとか)。

 

この場合、互いに仲が悪い、というよりも
飼い主さんへの愛情を独占したい嫉妬心がほとんどですね。

 

誰か特定の子を溺愛すると、結構つけあがって、その子が自分が一番だと勘違いしてしまいます。
それはそれで可愛いやつ、て思ってしまうのですがね(笑)

ですので、溺愛するなら先住犬を一番にする・・・
これを守らず、まだ子犬だからと、末っ子の子を溺愛したりすると、
家の中の順位が逆転してしまうのです。

平等でありながらも、ちょっぴり先住犬を優先してあげる・・・

それが、多頭飼いのコツなのだと思います。

 

 

そうではなくて、どうしても相性が悪い子がいる場合は、
常に一緒の部屋でなければならない環境とせず、
それぞれの子が安心できるハウス(または居場所)を
別部屋につくってやるのがよいでしょう。

そうすれば、お互い干渉せずに暮らしてくれます。

犬の中での序列の見分け方

飼い主が犬の序列を決めればよい(あくまで年功序列です)のですが、
はたして、その通りに犬の中でも認識されているでしょうか?

一般的に、犬どうしの強い・弱いは、
ちょっかいを出されて怒る犬>ちょっかいを出して怒られる犬

とか、
ちょっかいを出されても怒らない犬<ちょっかいを出して怒られなかった犬

と言われています。

ようは、
強い方は、弱い方に何かされると怒る、
弱い方は、強い方に何かされても怒らない

ということですね。

ちょっかいというのは、他の犬の上によりかかった、とか
他の犬が遊んでいるボールと取ったり、とか

あるいはマウンティングをしにいったりとか・・・そういうことを言います。

 

でも、結構これってあいまいだと思います。

怒る、怒らない・・はその子の性格もあれば、
犬どうしの相性のほうが要因が大きいからです。

 

例えば、今、うちの家の中で年長者のダックス(♀)ですが、
元々は犬嫌いで、引っ込み思案な子です。

ドッグランに行っても、他の子は、よその犬たちと平気で遊びにいくのに、
この子だけは私の膝の上から降りようとしないのです。

 

でも、我が家では堂々としています。
飼い主である我々との信頼関係が抜群というか、
やはり一番長く我が家にいて、一番愛情を受けてきた自信でしょうか。

ですので、全く他の子に怒ったりしません。
でも、他の子になめられることもなく、穏やかに暮らしています。

我が家で一番短期で神経質で時々他の子と喧嘩をするヨーキー(♂)も、
この年長ダックスにだけは喧嘩も吹っ掛けないし、
一緒に寄り添って寝たりします。

 

また、この年長ダックス(♀)が何かし始めると、それを合図にみんなが同調します。

例えば、
お腹が減ってきた・・・
誰か知らない人が来た・・・

そんなとき、
時々この子が先頭を切って私のところへ連絡に来てくれるのですが、
それに他の子も同調するのです。

 

そしてこの子が行動しないと、
みんな個々に好きなことをしている、という感じです。

 

こんな風に、年長の先住犬がリーダー格だけれども
リーダーではない・・・(あくまでリーダーは飼い主さんです)

 

このように
・飼い主と個々の犬との信頼関係
・個々の犬どうしの緩い上下関係(先住犬が優先)

が多頭飼いでの理想的な家庭という社会なんじゃないでしょうか。

では先住犬が亡くなった場合はどうすればいい?

飼い主さんが決めた序列が、犬どうしの中で認知されていた場合でも、
先住犬が亡くなった場合には、一旦リセットされてしまうかもしれません。

その場合、一時的に犬どうしが喧嘩したりすることがあるかもしれません。

 

それでも、飼い主さんが、引き続き、
従来の序列を守るように犬たちに接していれば、

亡くなった先住犬の分を抜かした新しい序列が定着し、
喧嘩も収まっていくでしょう。

我が家の事例で話をしますと、

我が家では、7匹のわんこがいましたが、
犬の中の序列1番であった最年長のダックス(♂)が亡くなり、今は6匹となりました。

新しい序列1番は自然と7匹中2番目だったダックス(♀)となりましたが、
そうすると、一時的にそれまでとわんこ達の行動が変わってきました。

例えば、
2番目のダックス(♀)と3番目トイプードル(♀)が、少し喧嘩をしたり・・・

それまで決して私に甘えることのなかった子(7匹中、5番目に来たヨーキー♂)
が急に私に甘えるようになったり、

また、それまで順番を守っていた子が割り込んでおやつの取り合いをしたり・・

あくまで飼い主がリーダーですが、序列1番の子の存在は、
犬の中でもやはりリーダー格として影響力が大きかったのでしょう。

その子が亡くなったことで、
犬同士の中でも序列争いが出るようになったのかと思います。
でも、その後、先ほども紹介したように、新しい序列1番となったダックス(♀)は、
今ではすっかり一番年長の風格をかもしだし、
他の子も順番を守って平穏な暮らしをするようになりました。
飼い主の決めた序列に、自然と収まっていったわけです。

このように、犬の序列は、あくまで飼い主のリーダーシップが大事なのだと思います。

例外はあるのか?

そもそも主従関係を構築していない場合

この場合は、犬の中でリーダーが決まり、犬の中で序列も決まることとなります。

先に説明した動物園の場合と同じですね。

犬同士が喧嘩して、弱いものが強いものに従う・・・

 

そんな序列が決まるまでは、喧嘩も収まりませんし、ひょっとしたら、
ずっと喧嘩し続けるかもしれません。

 

圧倒的に強いリーダー格がいる場合は別にして、それ以外の序列の犬同士の間では
常に力関係が争われるからです。

 

リーダー格も病気で弱ったり、年老いたりすると入れ替わるかもしれませんね。
この時も喧嘩となります。

怪我をしたり流血したり・・・
留守番のときは、別の部屋あるいは別々のケージに入れておいたほうが無難でしょう。

後輩犬に成犬を迎えた場合

後輩犬が年齢が高い場合、年功序列が崩れてしまいますね。
その場合、犬の序列は年功序列でなく、先住犬優先で決めましょう。

 

ただし、成犬を迎えた場合というのは、
そもそも1頭でも飼い主との主従関係構築は難しく時間をかけることが必要です。

主従関係を構築できるまでは、先住犬たちとは別場所で、
基本的なしつけをしていくのがよいでしょう。

 

そして時々、ケージごしででも先住犬と対面させて、
反応を見て徐々に慣らしていきましょう。

先住犬を優遇することが当たり前という状態を認識させることです。

保護犬を迎えた場合

保護犬の場合、その子がどのような経験を経てきたのか、
どのようなストレスやトラウマを抱えているかによって、

成犬を迎えた場合よりも時間をかけて
飼い主さんとの信頼関係を構築すること必要があるでしょう。

 

先住犬と対面することで、癒される場合もありますので、反応をよく見てあげましょう。

犬のご対面

まとめ

犬の多頭飼いの場合、
飼い主のリーダーシップ次第で犬の序列を決めることができます。

 

そして、
愛犬にとって頼りになる飼い主さんが決めてあげるほうが
犬どうしの喧嘩によって決まる序列よりも

平穏で楽しい毎日を送ることができるのではないでしょうか?

 

犬どうしの中の強い弱いで序列を決める・・・
そんな野犬の群れの場合と家庭で愛犬たちと暮らすことは別の次元のものだと思います。

イヌバーシティで学んでみませんか?
私が、いろいろとこのブログサイトで書いている内容は、
しつけ教材 イヌバーシティで学んだことが多いです。この教材に出会うまで、そして、
イヌバーシティのweb講座で学ぶまでは、
本当にいろいろな勘違いをしていたな、
ということばかりでした。
なぜ噛みつきが簡単に治らないのか?
なぜ、散歩でリーダーウォークがうまくいかないのか?当サイトでもそんな疑問を解消しようと記事を書いていますが、
なかなか伝わらないのかな、と思います。でもイヌバーシティの動画教材を見れば、よくポイントが理解できます。
そして、その動画を実践してみてうまくいかないときでも、
web講座で質問すれば、それがなぜなのか?どこが間違っているのか?イヌバーシティ主催のしほ先生や他のスタッフの方から本当にきちんと説明してもらえますよ。
このweb講座は、2018年は実に40回ほども開催されていて(10日に1回のペースですね)、
毎回、悩める飼い主さんから送られてきた動画を見せながら、しほ先生やスタッフの皆さんがどこが間違っているのか解説してくれます。すごくわかりやすくて好評なんです。
愛犬家の仲間も全国から(海外からも)参加されていて、皆さん仲良しですよ。
イヌバーシティにご興味のある方は、
まで。
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