愛犬の問題行動の原因はあなたです!!

このブログは私の経験だけでなく、私がバイブルにしている秘密がベースにあります。

それを見れば、愛犬の問題行動は、飼い主であるあなたが原因だとわかるでしょう。

 

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せっかく正しくトイレができるようになったのに、最近失敗が多い・・・そんな経験はありませんか?ひょっとして、それは、あなたが愛犬になめられているのかもしれません。

犬は賢い生き物です。『何かできたからご褒美をあげる』といった対処的なしつけでは、飼い主と真の絆が築けないだけでなく、なめられてしまう可能性があるんですね。

 

そこでここでは、すべての犬のしつけにおいて根本的な柱である主従関係についてお話させて頂きます。愛犬がいうことを聞かない理由はあなたにある、ということが理解できるようになりますよ。

目次

なぜ犬のしつけで主従関係の構築が必要か?

愛犬のしつけの基礎は、飼い主と愛犬との主従関係と言われています。

 

無駄吠えをなくしたい』『落ち着きがないのを直したい

などの問題行動のピンポイントでの改善は、訓練によって一時的に効果が出てもまた元に戻ってしまうことがあります。

 

でも、

きちんと主従関係を構築して常にキープ・強化しておけば、元に戻ってしまうことはないのです。

だから犬のしつけは、ピンポイントでなく主従関係をベースとしたうえに訓練することが必要なんですね。

主従関係とは・・

主従関係とは飼い主さんと愛犬との間で築かれる、主(飼い主さん)と従(犬)との関係ですが、必ずしも主人と召使いという関係ではありません

特に、暴力という恐怖心を使って犬を支配するような主従関係とは無縁だと考えてください。

 

暴力による主従関係

昔は、犬のしつけというと、暴力(たたく、蹴る)を使って叱り服従させる、ということが主流でした。しかし最近は、こういった暴力による支配はむしろ犬の問題行動を冗長させてしまう、ということがわかっています。

 

なぜなら

飼い主=怖い人
飼い主=ご飯をくれる人

という矛盾をかかえながらの歪んだ主従関係では信頼関係を築けないからです。

 

そもそも犬と飼い主の関係は、周りの環境(家族構成、屋内or屋外、自由になる空間の広さ)やその犬の育った社会環境(家族以外の他人や他の犬などとの交流の有無)などにより異なりますが、

暴力による支配=恐怖による支配

といった、犬が常に飼い主におびえながら過ごす複雑な関係では、そのバランスが崩れたとき、他人を噛んだり、場合によっては飼い主に噛みついたりすることがあるのです。

 

これって、夫の暴力に支配された妻や子供を想像してみれば理解できますよね。暴力をふるう夫から逃げださずに一緒に暮らすのは、信頼関係や愛情でなく、精神的に暴力で支配されている状況です。怖いから我慢しているわけです。

でも、それは長く続かないでしょう。子供は成長して親よりも力を持つでしょうし、女性も子供が成長したあかつきには、夫に三行半をつきつける、のです。

環境のバランスが崩れれば崩壊してしまう関係なんですね。

 

少なくとも私は、理論が正しい、正しくないはともかく、愛犬が飼い主におびえながら過ごす、という状況は、絶対に作りたくありません。そんな主従関係の構築なんて、考えただけでもぞっとしますよね。

 

犬のしつけで目指すべき主従関係=信頼関係

暴力によるものではなく犬にリーダーとして認められる、いわば信頼関係によってこそ、本当の主従関係が築けるのです。

それは、愛犬に頼られる飼い主になることでもあります。逆に頼りない飼い主の場合、犬が上に立ってリーダーになろうとするため主従関係が逆転してしまうのです。

犬は自分がペットだと思っていません。家族(群れ)の一員として、その中で上下関係を見極めようとするのです。

犬がリーダーを認める過程を理解しよう

ただし、犬は、サルやライオンなどの群れで暮らす野生動物のように、2番手の力を持つオスが挑戦してリーダーの代替わりを狙うという習性を持ちませんいったんリーダーと認めたら、とことんリーダーを信頼して従うのです。

そのかわり、リーダーを選ぶときはその分慎重になります。

 

自我のない子犬のころは、トイレのしつけやお手、おすわりなど、褒められたらおやつやご飯がもらえる、という条件下においては飼い主に従うようになります。だから、主従関係が構築できたものと勘違いする飼い主さんもいるでしょう。

しかし自我が芽生えてくると、本当に飼い主が信頼できる人なのかを見極めようとします。だから、生後2か月で我が家にやってきた子犬が、最初の1か月で目覚ましくしつけが進んだ、からといって安心してはいけないんですね(笑)

 

プードルなど頭のよい犬種によく見られますが、最初にできていたことをわざと失敗してみて飼い主の反応を見るなんてこともします。

こんなときの飼い主としてのふるまいがリーダーとして認められるかどうかの瀬戸際になります。

 

ぜひ、犬が安心して頼ることのできるリーダーになりましょう。

とはいえ、軍隊のようなリーダーと部下、のような関係ではなく、次に述べる最低限の7つの心得により頼られるリーダーとしてふるまうことで愛犬からリーダーと認めてもらえるようになるでしょう。

主従関係の構築の7つの心得

私は、主従関係を構築する方法・手順というものはないと考えています。方法論や手順に従う、ということでなく普段から心がけ、振る舞う、ということが大切です。犬は常に飼い主を見ているのです。

1.悠然とふるまう

リーダーとして認めてもらうために、まず落ち着いた悠然としたふるまいが大切です。

例えば犬がトイレを間違ったところでしてしまった、犬が噛みついた、などでもあわてず毅然とした態度をとることです。

 

大きな声でわめいたり、犬をたたいたり、することのないようにしましょう。

大型犬の場合特に大変ですが、それだけの覚悟を見せないと犬の信頼は得られません

 

2.わがままを許さない

決めごとを決めて、犬のやりたい放題にさせないことです。

犬が入ってもよい部屋以外には入れない、留守番の時にはおとなしくハウスに入る、犬の気分で遊びにつきあわない、犬が催促してもご飯をあげない、などなど、犬のペースを許すのでなく、飼い主のペースに合わさせましょう。

 

犬は、一度許してくれたわがままは、してくれて当たり前と考えてしまいます。そうすると、もっともっと、と欲が増大してブレーキが利かなくなるのです。

飼い主さんは、愛犬が喜ぶのを見たいため、ついついわがままを許し勝ちになってしまいますので気をつけましょう。

 

3.普段から猫可愛がりしない

愛犬と遊ぶときは思いっきり遊んでやりましょうでもメリハリが大切です。普段から何もないのにすぐ構ってやる、撫でてやる、意味もなくおやつをあげる、などは、犬のしつけのハードルをあげてしまいます。

犬のしつけにおいては、普段から可愛がりすぎず、むしろじらしておくこと、を心がけてください。じらす=ご褒美に飢える という状態を作っておくことがしつけを教え込むうえで効果的です。

 

4.一貫性、徹底性を持って犬に接する

犬に許す行動の範囲やして欲しい行動を、日によって変えたり人によって違うなどのないよう家族全員一貫して徹底してください。犬の混乱を招き、従わなくなります。何よりも信頼関係が崩れてしまう元になってしまいます。

また同じ命令内容でも、犬に求めるレベルが人や時と場合によって異なる、というのも問題です。これくらいならいいか、というあいまいな行動は犬を冗長させてしまいます

 

5.根気よく接して犬に根負けしない

わがままを許さない、と同じことですが、根負けしないことです。吠えてせがんだらご飯をあげたりハウスから出してあげる、などは決してせず、無視すること。

根負けせず徹底すること。おとなしくなって初めて、犬の要求を聞いてあげる、ご褒美をあげる、など徹底する覚悟が必要です

 

6.犬の本能的な要求を満たす

例えばご飯をあげない、まったく散歩にも連れていかずケージに閉じ込めたまま、トイレが汚れたまま犬の居住スペースとなっている・・

こういった犬の本能的な要求を満たさない行為では、犬のストレスが増大してしまいます。これでは、項目3で説明した、いわゆる『じれた状態』、ではなく、いらいら状態となってしまいます。

犬の本能的要求を満たす

ストレス発散

愛情をもってしつけをする

ということが前提であることは言うまでもありません。

 

7.命令を聞いてくれたら、ご褒美をあげる

この項目は、しつけを教える最も直接的な手法ですが、これが最後の項目として記載させて頂いたのは、上の6項目ができていることが前提です。

 

犬は褒めて伸ばすこれがしつけの基本です。

暴力や叱りつけ』でなく

『できたら褒める』『できなかったら無視をする』を徹底しましょう。

 

もちろん先の6項目が前提のうえで・・・です。

 

まとめ

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主従関係=信頼関係。これを構築するのは、決して難しいことではありません。あなたが愛犬を大好きなように、愛犬もあなたを大好きなのですから。

 

しかし間違った愛情は間違った主従関係をもたらし、様々な問題行動を引き起こします。

目指すは頼られるリーダーです!

愛犬の問題行動の原因はあなたです!

このブログは私の経験だけでなく、私がバイブルにしている秘密がベースにあります。

それを見れば、愛犬の問題行動は、飼い主であるあなたが原因だとわかるでしょう。

 

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