愛犬の問題行動の原因はあなたです!!

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それを見れば、愛犬の問題行動は、飼い主であるあなたが原因だとわかるでしょう。

 

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愛犬を1頭でも飼い始めると、
こんなに楽しくて癒されるなら
もう1頭いやいや、もう2頭・・・・

と夢が膨らみますね。

7匹多頭飼いをしていた私も
多頭飼いで幸せな毎日を送っています。

そんな私、Yujiが、
多頭飼いならではのちょっとしたしつけのコツ

を記事にしてみました。

多数の犬たち

目次

多頭飼いでも犬のしつけの基本は変わらない

多頭飼い、といっても、
まずは1頭飼いの場合のしつけの基本を
抑えておく必要がありますね。

なので、簡単にしつけの基本についておさらいをしておきましょう。

★しつけの3大要素

①主従関係=信頼関係の構築
②コミュニケーションとしての課題行動のトレーニング
③社会化の促進

これがしつけの3大要素ですね。

ちなみに、それぞれ簡単に説明すると

①の主従関係の構築、とは
飼い主さん自身が愛犬に信頼されるリーダーになろう!
ということです。
参考記事:犬のしつけの基本1 主従関係構築の7つの心得 

 

②のコミュニケーションとしての課題行動のトレーニング
・正しいトイレのトレーニングによる名前の呼びかけとアイコンタクトの定着と『叱る』コマンドを覚える
・おすわり、待て、おいで、などの課題行動トレーニングで、飼い主の言葉を理解する
・服従訓練といわれているリーダーウォークを通じて、コミュニケーションスキルを上げる

という一連の課題行動トレーニングを指します。

このような課題行動を通じて、
愛犬と飼い主さんとの間にコミュニケーションが生まれ、
主従関係の強化にもつながります。

それぞれの課題行動トレーニングについては、
当ブログのカテゴリー『課題行動のトレーニング』
の各記事をご参考ください。

 

③の社会化の促進とは、
・母犬からの教育や兄弟犬と一緒に育つことで得られる他の犬とふれあうために必要な体験
・家庭に迎えてからも、飼い主の家族以外の人や他の犬など外界に積極的に触れさせる

これらにより、
必要以上に警戒心を抱かず、神経質にならないことで、
無駄吠え・噛みつきなどの問題行動の抑制をすることができます。

参考記事:犬のしつけの基本3 『社会化』 ~しつけのもう1つの柱~

これらのしつけの3大要素は、
多頭飼いの場合でも変わることなく大切です。

むしろ、1頭飼いの場合よりも多頭飼いの場合のほうが、
より意識してこれらのしつけをする必要があるでしょう。

犬の多頭飼いのしつけのコツ

★まずは先住犬のしつけがポイント

通常、いきなり最初から多頭飼いをするわけではなく、
1頭目、2頭目・・・と順に増やしていく場合がほとんどだと思います。

その場合、先に来ている1頭目のしつけができていないのに、
2頭目が来てから一緒にしつけよう・・・などという考え方は危険です。

しつけのできていない犬同士を一緒にしつける、
ことがハードルが高い理由は次の通りです。

★いきなり2頭は無理?な理由

しつけの時期や順番についての記事でも書きましたが、
しつけには順番があります。
参考記事:犬のしつけを始める時期 いつ、何のしつけから始めればいい? 

1頭の場合でも、まず最初の2週間は、
つきっきりになることを覚悟のうえ、
徹底的にトイレのしつけが必要です。

 

トイレのしつけとはいっても、その中には
最初に家庭でしつけるべき様々な内容が盛りだくさんなのです。
・名前を呼ばれて自分の名前を認識する
・飼い主さんが誰なのか認識し、飼い主さんを覚え、飼い主さんとアイコンタクトをするようになる
・正しいトイレの場所、正しくトイレができたときの快感を覚える(褒めてもらって遊んでもらえる!)
・うまくトイレができなかったときの、飼い主さんの反応(『叱る』コマンド)で不快感を身に着ける
・トイレの場所と自分の居住場所が分かれることで、清潔感を身に着ける

といった飼い主さんという家庭の中で暮らすうえで必要な、
飼い主さんとコミュニケーションを取ることを覚えるのです。

たかがトイレのしつけ、と思わず
トイレのしつけの中に、今後、しつけを円滑に進めるための
非常に重要なアイテムが含まれている、と考えましょう。

だからこそ、この2週間は1頭だけに集中すべきなのですね。

 

自分のした行動を1.3秒で忘れる
と言われている犬のしつけは、
問題を起こしたその場ですぐに対処する必要があります。

すなわち、トイレのしつけは、
常に子犬を観察しながら、
トイレをする瞬間を見逃さない、ということがポイントなのです。

トイレの粗相をあとから見つけて叱っても、
後の祭りどころか、
なぜ叱られているかも理解できず、
単に飼い主さんへの不信感しか抱かないでしょう。

仮に、2頭の子犬を一緒にケージに入れたとして、
このような一連の大事な教育が可能でしょうか?
あるいは、ケージを別々にしていたとしても、難しいでしょう。

すなわち、多頭飼いのしつけは、
まず1頭目のしつけが一段落することが大事なポイントです。

★2頭目を飼うタイミングも重要ポイント

仲良しわんこ

では、どのようなタイミングで2頭目を飼うのがよいのでしょうか?

それは、ずばり、1頭目を飼い始めて1ヵ月目~2か月目の間です。

 

先住犬にしつけをきちんとしてから、

と考えると

2頭目を飼い始めるまでの間隔は長いほどいい、

と考えてしまいますが、
逆に間隔が長すぎるよりも、
ある程度短い間隔のほうがメリットは出てくるのです。
これについては、後で説明します。

それに、同じ犬種のわんこを
兄弟または夫婦のように育てたい場合は
あまりに年齢が離れすぎるよりも、近いほうがよいでしょう。

 

しつけの時期についての記事
犬のしつけを始める時期 いつ、何のしつけから始めればいい?
で書いたように、しつけの順番は

・トイレのしつけ                   目標2週間目まで
・課題行動トレーニング&抱っこで外に連れ出す     目標1か月目まで
・散歩の練習・留守番の練習・外出(パピー教室など)  目標1~2か月目まで
・ドッグラン、旅行など                3か月目以降

といった感じで進めていくのが理想的です。
もちろん、その子の性格や育ってきた環境により、
これらの習得時間に個体差はあるかもしれませんが。

 

最初の1ヵ月目は、
トイレのしつけに2週間
さらに課題行動のトレーニングに2週間

また、この間1か月目以内で、係りつけの獣医さんを決めて
健康状態をチェックしてもらうことを考慮すると、

あっという間に過ぎてしまうでしょう。

でもその貴重な1か月の間に、
犬はすごいスピードで精神的に成長していきます。

そして、気がつけば、
すっかり飼い主さんにも
家庭環境にも
慣れ親しんで落ち着いていることでしょう。

そして簡単な課題行動も身について
飼い主さんとのコミュニュニケーションも
問題なく取れるようになる2か月目に入れば、
2頭目を迎えてもよい絶好のダイミングとなるのです。

★2頭目のしつけの注意点

2頭目でもしつけの基本は同じですので、1頭目と同じく
・トイレのしつけ
・各種課題行動のトレーニングと社会科の促進

を進めていけばよいのですが、注意点としては

『必ず1頭だけでしつけを行う』

ということです。

できれば、最初のうちは
1頭目とは違った部屋、
例えば1階と2階というように

お互いの存在が気にならない程度に離して育てることです。

2頭目を連れて帰ってきたときも、1頭目はその存在に気がつかないことが理想です。

 

トイレのしつけの説明でもわかるように、
2頭目には2週間の間、
飼い主さんはつきっきりとなります。

そうなると、
まだ飼い主さんと完全に主従関係が
強固に構築できているわけではない1頭目の子が、
やきもちを焼いたり、不信感を持ったり、する場合があるのです。

そうならないためにも
2頭目の存在が気にならないように
気配りしてあげましょう。

とはいえ、においや鳴き声など、
隠し通すことにも限界はあるでしょう。
ばれても、知らんふり・無視することが鉄則です。

★最初のご対面

犬のご対面

そして、2週間を経過して、
トイレが定着したところを見計らってご対面といきましょう。

最初は、ケージごしです。

この段階で、
1頭目はすでにケージから出て
室内を歩き回ることを許されているかもしれません。

その場合は、
2頭目はケージの中、
1頭目はケージの外でよいでしょう。

このときに、1頭目がどのような反応を示すか・・・

平たくいうと、好意的なのか、敵対的なのか・・・

それによって、この後の対応を変えていく必要があるかもしれません。

好意的な場合

1頭目が2頭目に好意的・・・
しっぽを振りながらケージに近寄り、
『わん』と言いながら、遊ぼうよ・・

とケージをがりがりをする場合、

2頭目のしつけの進捗に問題なければ(少なくともトイレは正しくできるようなっていれば)
早期に一緒に遊ばせていけばよいでしょう。

そうそう、その前に、2頭目も一度獣医さんに診てもらって、
何か問題がないか診てもらうことを忘れないようにしましょう。

2頭目が予想外の病気を持っていた場合、
それが1頭目にうつってしまうことだってあり得ますので。

好意的でない場合

1~2か月程度しか家庭に来た時期が変わらない
そして年齢もあまりかわらない子犬同士の場合、
敵対心を見せることはまずないと思います。

これが、あまり期間をあけずに幼齢期から多頭飼いを進めるメリットです。

 

しかし、不幸にして敵対心をむき出しにする場合、
ケージからだして一緒に遊ばせるときは、
それぞれにリードをつけて、いつでも引き離せる状態にしながら慣らしていく、

というプロセスが必要ですね。

それでも、喧嘩をやめない場合、仲良くなれない場合、
というのはあると聞きます(我が家の場合はなかったことですが)

その場合も想定して、飼うスペースを別々にしながら
暮らしていく、ということも考えておかねばなりませんね。

 

しかし、繰り返しになりますが、
1頭目を迎えて1ヵ月で所定のしつけを終え、

そのあと2か月目までで2頭目を迎える場合、
仲が悪くてどうしようもない、

ということにはならないでしょう。

 

人間の場合でも3~5歳程度の子供どうしなら、
初対面でもすぐにうちとけて一緒に遊びだす・・

そんな関係に似ているのではないでしょうか。

★3頭目以降を飼うタイミング

2頭目のしつけも無事に済めば、
あとは3頭目、4頭目・・・

と同じことを繰り返すことになります。

この場合は、次の子を迎える間隔には
2頭目のときほど神経質になる必要はないでしょうが、
できれば3頭目は1年以内くらいがよいのかもしれません。

多頭飼いを進めるにあたってのタイミングをまとめると

まず一人っ子である時間は短くする
これが2頭目をできるだけ早くに迎えたい理由です。

一人っ子である期間に長い場合の1頭目は、
飼い主さんの寵愛を一身に受けることが当たり前になってしまっているので、
2頭目に対して敵対心を抱くリスクが大きくなります。

次に多頭化による犬社会をつくる
これが3頭目を1年以内くらいに迎えたい理由です。

3頭目を迎えることで、家庭内に犬どうしの社会ができあがります。

そうすることで、後輩犬を受け入れる社会が出来上がり、
4頭目以降は多少飼い始めるまでの間隔が開いたとしても、
相性云々レベルでの敵対心は生まれることはありません。

先住犬どうしで、すでに社会ができあがっているからです。
4頭目以降は、その社会に従うだけです。

それには、次に述べるように、飼い主さんも払うべき注意点があります。

4頭のわんこ

多頭飼いのしつけの注意点

わんこたちの数が増えれば増えるほど、
注意しなければならないことがあります。

★コミュニケーション不足

それは、
個々の子たちとのコミュニケーションが不足しがち

だということです。

 

1頭目の、2頭目の子たちは、
それなりに飼い主さんに気を使ってもらい、
大事に育てられてきたので
そのような事はあまりないかもしれませんが、

3頭目以降の子については、
意外にその子の個性に気づきにくいものです。

わんこ自身も、
普段は集団の中にいて気遣いながら過ごしますので、
ストレスを抱えている場合もあります。

 

できれば、時々でよいので、
飼い主さんと1頭だけで過ごせる時間をつくってあげましょう。

1頭だけ連れての散歩やドライブでもいいです。

 

何か、特別感のある時間をつくってあげると、
すごく喜びます。

そうすると、それまでしなかった行動
例えば、それまであまり甘えるのが好きじゃない子だな、
と思っていたのが、急に甘え上手になるとか・・・

その子の個性を発揮するようになるのです。

★順番を守る(うまくいけば多頭飼いならではのメリットも)

リーダーは飼い主さんですが、
犬同士の中でも序列はあるものです。

その序列は飼い主さんが決めるものではなく、
『犬同士で決めることが望ましい』

と言われています。

 

しかし、私は、あくまで
序列は年上順、先住犬を優先的に
なんでもするようにしています。

これが、犬同士が決めた序列だからと、
新リーダーは〇〇ちゃんだから
〇〇ちゃんからご飯をあげよう・・・

などと順番を入れ替えていくと、
犬どうしの競争心が強くなってしまう、
と私は考えています。

 

ですので、
我が家はこうなんだ、
という秩序を作って変えないこと

『リーダーである飼い主が序列を決める』

ことで愛犬たちも要らぬ競争心を抱かないのだと思います。
これが、その家庭の中での
飼い主さんをも含めた犬社会なのです。

そうすることで、
後から来た犬も先住犬を見習うようになり、
飼い主さんが教えなくても、
あとのしつけも自然と浸透していくのです。

これも多頭飼いのメリットでしょう。

それよりも個性をよくみてあげて、
伸ばしてあげることを考えましょう。

我が家の場合

我が家の多頭飼いのタイミングは
1頭目の ミニュアダックス♂を我が家に迎えた時期を基準に考えると

1.5ヵ月後 2頭目 ミニチュアダックス♀
2年6ヵ月後 3頭目 トイプードル♀
3年6ヵ月後 4頭目 トイプードル♀
5年6ヵ月後 5頭目 ヨーキー♂
5年7ヵ月後 6頭目 ヨーキー♀
11年6ヵ月後 7頭目 ミニチュアシュナウザー♀

という履歴で7頭まで増えてきました。

最初のダックス2頭は、
飼い始めた時期も年齢も近いことから、
最初からずっと仲良しで、

散歩はもちろんのこと
旅行に
ドライブに、

と3頭目が来るまでの2年間は、本当によく遊びに行きました。

多頭飼いで一番仲が悪く大丈夫かな、と感じたのは、
3頭目のトイプードルをダックス2匹に会わせた時でした。

2頭だけの期間が長かったせいか、
3頭目を受け入れるのに時間がかかりました。

2頭目のダックスはそのせいで、
原因不明の嘔吐を繰り返し

獣医さんによる最終診断は
3頭目が来たことによるストレス
でした。

 

でも、それを乗り越えたあと、
4頭目以降は、
そのような問題はなかったですね。

やはり、先住犬による社会ができあがっていることが
有無を言わせず後輩犬が従う、

ことになっているのだと思います。

 

ただ、仲の良さ加減でいうと、

最初の2頭のミニチュアダックスと
5年目に迎えた2頭のヨーキーは、

幼年齢から1ヵ月違い程度で同時に育てたため、
お互いすごく仲良しで
他の子たちとは仲良さ度合いが異なります。

やはり、幼齢期を一緒に過ごすというのは、
人間だけでなく、犬にとっても、
かけがえのない絆を築くものなのかもしれません。

 

1頭目のダックスの男の子は
残念なから今はもう他界しましたが、
常に犬の中でリーダーとして
なんでも1番にしていました。

おやつもご飯も1番
散歩に出る時も1番
ドライブで車に乗る位置も1番の特等席です。

その子がいなくなった今は
残った子たちの中で、
若干力関係に変化があるように思います。

おやつの順番を争ったり・・・
散歩やドライブのおねだりの順番を割り込んだり・・・

あまり今までは見られなかったことです。
やはりリーダーは大事なのですね。

だから飼い主の私が、
今まで以上によく遊ぶようにしています。

 

そんなこんなで、みんな仲良しで、
寝る時もわんこと人とが一緒に雑魚寝していますよ。

画家 大谷一生に描いてもらった我が家の7匹のわんこたちです

まとめ

多頭飼いの進め方について、
私見もかなり入っていますが、
ちょっとしたコツのようなものを書かせて頂きました。

多頭飼いは、飼い主と愛犬の絆はもちろん大切ですが、
犬同士が仲良く暮らすことも大事なことだと思います。

そのためにも、
・1頭目のしつけを正しく集中して実施する
・2頭目は、あまり間をおかず、1頭目を迎えてから1~2ヵ月後に迎えて、幼齢期を一緒に育てる

そうすることで、仲の良い、しつけもきちんとできた2頭を育てることができます。

3頭目以降増やしても、犬の序列は年功序列を守ること。
そうすることで、先住犬のふるまいが、自然に3頭目にも行きわたっていくでしょう。

でも、時々は、それぞれのわんこ1匹づつとの時間をつくって、
個性をよくみてあげましょう。

こんな毎日が、
どの子が1番とかではなく、
かけがえのないわが子たちであり、

私にとって至福の時間なのです。

愛犬の問題行動の原因はあなたです!

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