愛犬の問題行動の原因はあなたです!!

このブログは私の経験だけでなく、私がバイブルにしている秘密がベースにあります。

それを見れば、愛犬の問題行動は、飼い主であるあなたが原因だとわかるでしょう。

 

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犬のしつけで多い悩みが『無駄吠え』ですよね。

愛犬の無駄吠えが続くと
自分自身のストレスだけでなく近所迷惑にもなります。

近所付き合い上、なんとかしたいとお悩みの飼い主さんも多いのではないでしょうか?

 

今回は、なぜ犬は無駄吠えをするのかとその対策、
そして我が家の事例についてもお話しましょう。

吠える犬

目次

●犬が吠える2つの原因

犬が吠える原因はいろいろありますが、大きく次の2つに入るのではないでしょうか。
警戒吠え・・・何かに不安や警戒心を抱いて吠える
要求吠え・・・飼い主に対して何らかの行動を求めて吠える

 

この2つ以外にも、

単に興奮して吠える、
ストレスや寂しさから吠える場合(これも要求吠えの一種ともいえますね)

もありますが、
警戒吠えや要求吠えへのしつけをしていけば、改善効果は見込めると思います。

 

 

あと犬種によっては、嬉しいだけでもワンワン吠える子もいます。
でもいつまでも吠える続けるわけではないと思いますので、
とりあえずこの記事では対象外といたします。

 

一見、人間にとっては無駄吠えにしか見えないものも、
犬にとっては必ず吠える原因があります。

それぞれもう少し細かく見ていきながら、
それぞれしつけの方法を説明していきましょう。

 

●犬が吠えるのを直すしつけ その前に大前提として

大前提として頭に置いておいて欲しいのは、

飼い主さんと愛犬との間で、
主従関係=信頼関係がきちんとできていること
です。

 

主人=飼い主 であることを犬が認識しておらず、

犬=主人
飼い主=召使い

と考えている場合があります。
このような状態で無駄吠えをなくすことは難しいでしょう。

 

また、子犬のころから暴力によってしつけられた場合は
信頼関係でなく暴力による支配の主従関係となっていますので、
改善が必要です。

参考記事:犬のしつけの基本1 主従関係構築の7つの心得 

 

しかし、

主従関係を構築が完全にできあがってから→犬のしつけをする

というのは現実的には難しいかもしれません。

 

実際には

主従関係の構築をしながら = 犬のしつけをする →さらなる主従関係=信頼関係の強化

のように、主従関係の構築と犬のしつけをする、
ということは表裏一体になっていることも念頭に置いてください。
参考記事:犬のしつけの基本 主従関係としつけ、社会化まとめ

 

 

例えば、
正しいトイレの方法を教える、おすわり、待てなどのしつけをする、

ということを子犬の段階から正しい手順で行っていけば、
徐々に主従関係も構築されていきます。

それが、
トイレも好き勝手な場所でする、
食事のときも『おすわり』『待て』も聞けずに好き勝手に食べ始める、

という場合ですと、

そもそも主従関係が十分構築できていませんので、
無駄吠えをなくすということは難しいでしょう。

 

 

反対に、
トイレはきちんと同じ場所でしてくれる、
食事も指示をするまで待てる、
のだけれども、無駄吠えはしてしまう、

という場合は、

そもそも、
どういうときに吠えてはいけないか、
吠える必要がないかを理解しておらず、

それが定着してしまっていると考えられます。

 

 

この場合は、その定着を解くために、
吠えてはいけない場合、
吠える必要がない場合、

というのを根気よく教えていけば改善することが可能でしょう。

 

またしつけの前提として、当たりまえですが、

きちんとご飯は与える、
水も与える、
散歩もする(散歩の嫌いな子は別ですが)、

といった日常生活の最低限の要求は満たしてあげていること、
が必要なのは言うまでもありません。

●犬の警戒吠え

 チャイムが鳴る、
 聞きなれない音がする、
 雷が鳴る、
 見知らぬ人が近づいてくる、
 散歩中に他の犬を見つける、

など、
平常時と違う刺激を受けて、不安・恐怖に基づく警戒心から吠える
のが警戒吠え
です。

 

特に、日常生活で多いケースとして、
チャイムが鳴る=他人が自分の家に入ってくる、

を学習してしまうと、
元々縄張り意識の強い犬ですから、
警戒心が大きくなって吠えてしまう、

ということも犬たちにとっては当たり前の行動なのです。

 

また、多頭飼いをしている場合に、
その中の1匹が吠えると釣られて他の犬たちも一斉に吠える、
というのも元々集団行動をしていた犬の習性からすると、
当たり前の行動です。

1匹が吠えたことで何か危険が迫っている、との警戒心
から吠えるものと考えられます。

 

 

我が家の場合、最大7匹のわんこが居ましたが、

最初の1匹または2匹のころは、
きちんとしつけをしてチャイムが鳴っても吠えることが収まっていても、

さらに犬が増えると吠えるようになってしまいました。

 

特に甲高い声で吠える4匹目の子が来た時には、
その子に釣られて先住犬たちも吠えるようになってしまう、

ということを経験しました。

 

また、その後、新しい子がやってきたときにも、
同じことを繰り返しました。

その場合の対処経験も後に説明いたします。

●犬の警戒吠えへのしつけの方法

社会化できるように育てる

まず、すぐに警戒しないようなわんこを育てる、というのが理想的です。

 

普段発生する様々な音、匂い、や、他人・他の犬など、
人と一緒に暮らす上で必要な環境に慣れた、いわゆる社会化のできた犬の場合は、

簡単に警戒心を抱きにくいのです。
参考記事:犬のしつけの基本3 『社会化』 ~しつけのもう1つの柱~ 

社会化が不十分な場合

しかし、実際吠える場合は、
社会化が不十分であったと考えられますので、
徐々に慣らしていくトレーニングが必要ですね。

 

それには、警戒心を引き起こす必要がない、
ということを教えてあげることが1番効果的なのですが、なかなか難しいので、

それが楽しいこと、嬉しいこと、にすり替えていくトレーニング

が効果的です。

 

また、どうしても吠えやまない場合、

お仕置きとしてケージの入れて、吠えやむまで無視する
  吠えやめば出しておやつをあげる

あるいは

吠えたら犬の嫌な大きな音を出して吠えるのを一旦やめさせる。
  また吠えたら音をさせて吠えるのをやめさせる、
  これを繰り返して吠えない選択をしてくれたら褒めておやつをあげる

としつけ直すことで、
吠えると嫌なことがある、吠えないといいことがある
と学習させる方法もあります。

 

ただ、この方法では、
ある吠えるパターン(例えばチャイムが鳴るとおやつがもらえるので吠えるのをやめる)

には学習効果が出ますが、
吠える原因となっている警戒心がなくなるわけではありません。

 

警戒する必要はない、楽しいことなんだよ、と思ってもらい社会化をうながし、
警戒心を抱くハードルをあげる方が、
全体的に吠えるパターンが少なくなっていくでしょう。

 嬉しいことにすり替えるトレーニング

例えば、チャイムが鳴る=他人が入ってくる を警戒して吠える

という図式の場合、他人が入ってきても問題ない、むしろ嬉しいこと、と認識するようにしていきます。
この訓練は2人で連携して取り組みましょう。

 

(手順)
犬にとっておきのおやつを見せる
→もう1人がチャイムを鳴らす

→犬が吠える

→おすわりを命じて吠えやんだらおやつをあげる
(吠えておやつどころではなくなればこの訓練は中止。もっと魅力的なおやつで再チャレンジ)

 

 

このようにして慣れてきたら、吠えるのを選択した段階で、おやつをあげずに訓練は中止する、

というようにハードルを上げます。

 

チャイムが鳴っても、犬が吠えるのを選択せずおやつを選択する、ことで、
吠える必要がないのだということを理解して、吠えなくなっていくのです。

 

 

最初のうちは、チャイムのボリュームを絞って小さい刺激で始め、
慣れてくると徐々にチャイムの音を大きくしていく、

ということも合わせて実施するとより効果的です。

嫌なことを体験させて直すトレーニング

いくら警戒する必要ないよ、と訓練しても、
初めて見るものや、
明らかに怪しい行動を取る人がいる(いつもは人が来ない家の裏側に人が歩いている、など)、

といった場合には慣らす訓練をするのは難しいですね。

 

こういった場合は、まず犬の興奮を解くために犬の嫌な大きな音、をさせるのが効果的です。

 

 

空き缶の中に石やコインなどを入れたものを壁に投げつける、
とか、最近では、

犬の嫌いな超音波域の音をさせるグッズ(人には聞こえないのでやかましくありません)
なんかも効果的かもしれません。

 

 

犬が吠える→大きな嫌な音をさせる→鳴き止む→また吠え始める→大きな嫌な音をさせる

を何度か繰り返しましょう。
一発で吠えるのがなくなる、ということはないと思います。

 

 

しかし、
これを何度か繰り返すと、

いつもなら吠えるような場面でも、吠えようとしても、
吠えるのを躊躇するタイミングが出ます。

そのときにすかさず褒めておやつをあげましょう。

 

そのことによって、
吠えないことが正しい行動なのだ、と理解する

ようになるのです。

我が家(多頭飼い)の場合

我が家でも、基本的に上記の方法で、最初はチャイムに慣れさせていったわけですが、
せっかくしつけのできていた先住犬なのに、
後からやっていた子犬に釣られて吠えるようになってしまいました。

多頭飼いの場合、どうしても集団行動に釣られて警戒心が増長し、吠えてしまう、という習性があるようです。

 

多頭飼いの場合、1番先に吠え始める子だけを隔離してしつけ直す、

という方法がよいと言われていますが、
なかなか実際は難しいのでまだそのような方法は試していません。

 

これに対して実際にとった方法ですが、
・まず大きな音をさせてびっくりさせる
・おやつですよ~とおやつタイムであることを伝える

という方法で、なんとか収めています。

 

誰かが吠え始めるとまた一斉に吠える、という状態のとき、

ガシャ、と大きな音をさせて一旦静まったときに、
『おやつですよ~』と声かけをする。

そして、おとなしく戻ってきた子だけにおやつをあげる、
ということを繰り返しています。

これで、100%ではないのですが、徐々に改善されてきました。

 

最初におとなしく戻っておやつをもらえる子、といいうのは決まっていて、
最後まで吠え続けておやつをもらえない子、も、だいたい決まっていました。

 

しかし、もらえなかった子も自分だけがおやつをもらえないことを理解すると、
ガシャ、と音がすると、吠えやんで戻ってくるようになりました。

 

でもまだ単におやつに釣られているだけなので、
吠えることは間違った選択だ、ということを理解していません。

ですのでまだまだ改善の余地がありそうですね。

 

本当は『おやつ』なんて言わなくても吠えないのがいいのでしょうが・・・。
多頭飼いでの警戒吠え対策は、まだまだ考察の必要がありそうです。

●要求吠え

吠えることで飼い主に対して何らかの要求しているのでのが、要求吠えです。

要求吠えの対策

ご飯が欲しい、
ケージから出して欲しい、
散歩に連れていって欲しい、

などなど、さまざまな要求が考えられますが、対処方法は基本的に1つだけです。

吠えている間は、一切無視して吠えるのをやめるまで待つこと、です。
これがなかなかできないのですね。

 

 

あるいは、ご飯が欲しくて吠え始めた場合、
吠えるのが止まるのを待ってもご飯を準備始めたとたん、
また吠え始める、ということもあるでしょう。

 

この場合、『オスワリ』『マテ』を命令して強制的にリセット(初期化)してから、
ご飯をあげるというのも効果的です。

主従関係を強化する

吠えるのをやめるまで待つこと、を根気よく一貫して続ける。
これは、主従関係を強化させるのにも役立ちます。

 

逆にここで一貫性を持たない、あるときは吠えてても要求を聞く、
ということがあると、

主従関係が崩れていき、
ほかのしつけにも影響していくでしょう。

 

 

我が家でも、ときどきご飯の時間が遅くなったりしますが、

その場合、
みんなでご飯の場所に座り込んだり伏せをしたりして、
うらめしそうに待ってくれています。

 

それでもあまりに長い時間待たせていたりすると、
1番最年長のダックスちゃんが『ワン!』と短く軽く吠えて知らせてくれることもしばしばです。

すごく可愛いですね。

犬 つまんないの~ 

寂しさストレス対策

要求吠えの一種ではありますが、飼い主さんが溺愛してるがために、
飼い主さんの姿が見えなくなると不安によるストレスから吠えてしまう犬もいます。
(分離不安と呼ばれています)

このような犬は、安心して留守番をさせられません。

 

留守番中ずっと吠えているか、あるいは、仮に吠えなくとも、
ストレスから別の問題(何かを破壊する、排泄の粗相をする、食職不振や健康障害を起こすなど)

が起こることがあります。

 

このようなわんこに育てないように、留守番できる犬のしつけをしていきましょう。
参考記事:犬のしつけ 留守番ができるわんこにしよう!

●まとめ

飼い主さんを悩ませる、犬の無駄吠えの2大原因
警戒吠え・・・何かに不安や警戒心を抱いて吠える
要求吠え・・・飼い主に対して何らかの行動を求めて吠える

の対処方法を述べてきました。でも基本は、

社会化の促進
飼い主さんと犬との主従関係=信頼関係の構築

にあります。

 

くれぐれも、愛情を与えているつもりが、
愛犬から召使い扱いされていた、ということのないように、

正しくしつけをしていきましょう。

愛犬の問題行動の原因はあなたです!

このブログは私の経験だけでなく、私がバイブルにしている秘密がベースにあります。

それを見れば、愛犬の問題行動は、飼い主であるあなたが原因だとわかるでしょう。

 

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